ぎぃ、となる古い扉。 図書室に入るのがなつかしくて、 あんなに前のことなのに 彼を思い出して 泣きそうになった。 彼があの、いつもの席に座って あの本を読んでいる姿を 何度夢に見たことだろう。 彼と話したかった、 せめて、彼に[わたし]を 知ってほしかった。 なんであんな小さな勇気しか 出せなかったんだろう。 なんで…。