部屋についた沖田は 手早く布団をしき、 そこに夜空を寝かした。 さっきよりも顔色は ずいぶんと良くなっていた。 だが、薄く開けた口からはまだ少し荒い呼吸が聞こえていた しかし沖田が前髪を とかすように撫でてやれば、規則正しいものに 変わっていった それを見つめ、優しく笑う沖田の顔はまるで 愛しい人を見るような目だった しばらくその様子を見た後、沖田は 『また後でね』 と小さく夜空に別れを 告げ、音をたてないように部屋を後にした。