**放課後**


あたしは○×公園に来ていた。
『夏野!』
大きな木の下には、同じクラスの瀬川〈セガワ〉くんがいた。
「瀬川くん」
『急にゴメン。…俺、夏野の優しいところが好きだ!俺と…付き合ってほしい』
瀬川くんは頬を赤らめて言った。
「よろしくお願いします!」
『ホ、ホントに?いいの??』
「うん!…あたしから、離れないでね?」
『も、もちろんだよ!』

ありがとう。

でもね、あたし…怖かった。

アノ季節が来たら…
あなたが消えるんじゃないかって…。
すごく…怖くなった。