「なんのことだ?」

意味のわかんねえことを言う・・・

というか必死に弁解しているような明人に聞く

「え?だって兄貴とあの子がゴニョゴニョ・・・」

少し俯いて言う明人

「は?」

「明人それぐらいにしとけ!」

意味のわからない俺をよそに意味のわかったらしい理人が止めにはいる

「だ、だから兄貴が・・・」

「明人!」

それでも止まることを知らない明人

「だから!兄貴があの子といい感じだったんじゃないか、と思って!」

大声で言ってスッキリした様子の明人と呆れる理人

・・・・・・?

たっぷり考えて意味を理解した俺は徐々に焦りだす

なに言ってんだこいつら!

「け~い」

その声にギクリとする

「てめぇ!俺の大事な妹になにした!」

咲夜さんに胸倉を掴まれ睨まれる

やべえ・・・殴られる?

冗談だよな?

恐る恐る目を合わせる

・・・やべえ

目がマジだ

慌てて弁解しようとした所に割って入る声

「龍ヶ崎って咲夜さんの妹なんですか!?」