その日以来、神谷はほとんどの夜を家で過ごすようになった。 昼間は学校。 学校が終われば、夏季とアパートに帰り飯の支度を一緒にしている。 俺はたいてい夜はバイトで、夏季と神谷が作った飯を食べてからバイトに向かう毎日。 家に帰ると俺のベットで眠る神谷を見て、安心して床に敷いた布団で寝る俺。 そんな生活が慣れ始めていた。