私はその日 冬矢くんの腕の中で眠った。 ふたつ敷かれた布団はひとつしか使う事はなかった。 冬矢くんの腕の中はあったかくて 冬矢くんの心臓の音が心地よかった… たまに寝返りをする私を必ず後ろから抱きしめてくれて… 寝ていても、それがわかったんだ…。