靴を履いていると、璃子の母親は俺にこう聞いた。 「…もしかしたら…璃子は子供を産む事も拒むかもしれない…。それでもあの子と一緒にいれるの?」 俺は靴を履き、母親の目を見た。 「俺は、あいつを一生抱けなくても構わない。ただあいつを守ってやりたいだけですよ」 そう言うとドアを開けた。