葬式が終わり、俺達はアパートに帰宅した。 ここ何日間は本当にバタバタしていて、俺は泣く暇もない程忙しかった。 夏季は泣き疲れたのか、帰ってすぐに布団に入り寝息をたてていた。 璃子も俺達について歩いていたから、疲れてもう寝ている。 「はぁ…」 俺は座って大きなため息をついた。 ついこの間 母ちゃんはこの部屋で笑っていたのに… 何で今は もうこの世にいないんだ…