ますます判らない…。
時間になってもアカリは来なかったからチャンスはくれなかったって事か…。
最初、今日来なかったら諦めようと思ってた。
でも、アカリは今日じゃなくて昨日来てた。
このクリスマスプレゼントを俺に渡す為に…。
多分カードは“距離を置こう”と言う前に書いたんだろな…。
もし、アカリ本気で俺を突き放すんだったら、こんなもの渡さないんじゃないか?
捨てられずに持ってて、どうしても俺に渡したかった…そうだとしたら…それは何故だ?
脳裏にアカリの笑顔が浮かんだ。
“太一、大好きだよ”
そう言って俺に微笑む。
「…クッソッ!…これじゃ諦めらんねぇだろ…!?…アカリの…馬鹿…」
俺はバットを持ってピッチングマシンの前に立つ。
いつかみたいに快音を響かせて、迷いを打ち返す。
泣くに泣けない。
気付いたんだよ、今まで俺はアカリにちゃんと気持ちを言ったか…?
だからまだ…
…まだ泣けないし、まだ終わらせないから…!
◇◇◇◇◇◇◇◇

