俺が専門学校に行きたいと言った時、最後まで反対したのは親父だった。
「大学に行かなくても野球は出来る。」
そう言ってなんとか説得したんだ。
まぁ、一応センター試験は受けたけど、結果はやる前から判ってたしね。
久しぶりの野球は楽しかった。
さすがにホームランは打てなかったけどさ。
「太一君、いいバッターになったな~!おじさんが小さい頃教えたお陰だぞ~?」
俺は久しぶりの野球で久しぶりに笑った。
ここ最近アカリとの事がずっと頭から離れなかったから忘れてたけど、俺の人生って野球取ったらスゲーつまんねぇと思う。
だから夕方帰る時、「また来る」って俺言ってた。
親父は「鍛え直してやる」なんて言ってたけど、嬉しそうだった。

