「今日その子来る!?」
「…さぁね…」
なんか企んでそうな顔の白石に嫌な予感がしてそう答えた。
「あ!先輩見つけた!」
頭の上でそんな声がして俺と白石が真上を見上げる。
窓から顔を出した野球部の後輩がニッと笑って「暇ですよね?」って聞いてくる。
「暇じゃねぇよ!見てわかんねぇ?今新聞読んでんの!」
「…わかんないッスよ…それエロい面ですし…」
後輩は白石の手にしたスポーツ新聞を指差して冷たく言い放つ。
「…白石は暇みたいだな。俺は忙しいけど。」
「…眞島先輩も充分暇そうに見えますから…」
溜め息混じりにそう言うと、後輩は俺達を引っ張ってグラウンドに連れて行った。

