アカリがクスッと笑いながら「うん!」って頷くと俺も嬉しくて…。
それ以上何も話さなかったけど、顔のにやけが暫く取れなかった。
結果的に俺はアカリを誘った事になるのかな…?
アカリにも誘われたし、多分あいつの高校も行く。
紗夜香ちゃんは確かに面倒くさいけど、それ以上にアカリが「来て欲しい」って言ってた事が俺の中ではデカイんだ。
アカリをマンションまで送り届けて、帰ろうとしたら「太一!」って呼び止められた。
「あぁ?」
「…ありがとう。」
「お前が“ありがとう”とか気持ち悪いな…」
照れを隠してそう笑うとアカリも笑って「嬉しかった」なんて言ったんだ。
そのまま跳び跳ねるようにマンションに消えて行ったアカリの後ろ姿をただ見詰める。
ちょっと“可愛い”って思ったのは秘密。
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