【モテ期到来】





「…なんで?来て欲しいの?」




…なんて聞いちゃってるし…。




「ん~…来て欲しいけど、三国紗夜香が太一をストーキングしそうだよね~」




「あ~…そういえばうちの文化祭に来るってメール来たな…シカトしたけど。」




「…三国紗夜香来んの?」




「みたいね。」




「…じゃあ行くの止めようかな…」




「えっ!?…」




思い切り不満げな声を出しちゃって気まずい。




「来たいなら来ればいいじゃん…」




「だって、三国紗夜香来るんでしょ~?鉢合わせになったら面倒くさいじゃん。」




「…俺の心配なしかよ…」




「元々太一の問題じゃん!そんなに嫌ならはっきり言いなよ!」




俺はチャリを止めてアカリを振り返った。




“はっきり断ってよ!”




そんな風に言ってる気がして「…そうだな…」と言いながら携帯を取り出す。




俺がメールを打つのをアカリは顔を近付けて覗き込む。




「頭が邪魔」とアカリの頭を押し退けながらメールを打った。




“文化祭、来なくていいから。”




送信した俺はアカリを見て「文化祭、来る?」って聞いた。