【モテ期到来】




アカリは当たり前のように夕飯を俺達と食って、ご機嫌で帰って行った。



…というか俺が送ってくんだけどね。




一応こんなでも女の子な訳だし、何かあってからじゃ遅いしさ。




チャリの後ろでアカリは思い出したように「そういえば」と口を開いた。




「今週末、太一の高校って文化祭なんだね!」




「えっ!?…ああ、そうみたい…」




「行ってもいい?」




「…いいんじゃね?」




嬉しいクセに素っ気なく答える俺。




…若干声が上ずってたかもしれない。




でもアカリは気にせず「じゃあ友達と一緒に行く~!」と楽しそうに笑った。




「男子校ってどんなだろ…」




「別に普通じゃねぇの?」




「うちの高校はねぇ…」とどうでもいい話をアカリは始めたが、半分も耳に入らなかった。




「…なんだけど、来る?」




「…え?何?」




「だから~!来週うちの文化祭!」




「あ~らしいね。」




「…来る?」




まさか誘われると思って無かったからちょっと混乱する。