【モテ期到来】




夕飯後、アカリは母ちゃんと台所に並んで食器を洗う。




俺と洋次は居間のソファからその様子を見て癒された。




「いいね~…女の子が家に居るって。」




「…まぁ…そうかもな…。」




そう言う俺の顔を覗き込むと洋次がニヤリッと笑った。




「…兄貴エロい…」




「はぁ!?なんでだよ!」




「ぜってーエロい事考えてる!!」




「ば…馬鹿じゃねぇの!?あれの性別女ってのも怪しいのに…痛てッ!」




後ろから飛んできたフキンが後頭部を直撃。




俺は頭に来てアカリに投げ返した。




そのやり取りに母ちゃんも笑ってて、久しぶりに家の中が喧しかった。




玄関から「ただいま~…」と聞こえてアカリがピタッと手を止めた。




「…もしかして、太一パパ!?」




アカリは俺が何か言う前に走って玄関に向かう。




「お帰りなさい!!太一パパ!…お邪魔してます♪」




唖然として口を開けたまま玄関に立ち尽くす親父。




俺と洋次はそれを見て腹筋が崩壊するほど笑った。