アカリは楽しそうにうちのすき焼きを「美味しい!美味しい!」と食べた。
「私一人っ子でね~?パパは単身赴任でママは今日夜勤だし、本当だったら今頃一人だったの~」
「なに、だからお前夜フラフラしてんの?」
「その言い方ムカつく!別に夜遊びしてないからね、ママ!」
「でも危なくない?女の子一人って…」
「大丈夫!小学校の時からだし、慣れた~!」
母ちゃんはアカリの話を聞いて心配で仕方ない感じだ。
「ねぇアカリ。お母さんが夜勤で居ないときはうちに来なさい!男ばっかでむさ苦しいけど…」
「えっ!?…いいの!?」
母ちゃんの言葉にアカリは俺の方をチラッと戸惑いながら見る。
「…いいんじゃね?母ちゃん喜ぶし。」
アカリはパァッと表情を咲かせて嬉しそうに笑った。
俺も洋次もその笑顔にほころぶ。

