「俺、二股出来る程器用じゃないよ?…ただ紗夜香ちゃん着いていけないだけなんだって。」
「…佐久間さんを選ぶの…?」
「だからぁ~!…アカリを選ぶとか選ばないとか…!それ以前の話なんだって~…」
何故日本語が通じないのか…。
終いにゃ「私諦めないから!」と捨て台詞を吐いて逃げ出す紗夜香ちゃん。
ほっときゃいいのにアカリは「上等よ!」と紗夜香ちゃんの後ろから罵声を飛ばしてるし…。
「アカリ!!座れって!」
不満そうに俺を睨みながら不貞腐れるアカリに俺は溜め息をつく。
「…お前も紗夜香ちゃんを刺激すんなよ…」
紗夜香ちゃん一人でも大変なのに、アカリまで暴走したらマジでお手上げだ。
だけど、こんな状況なのに俺に味方してくれたアカリにちょっと感激。

