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「ンッ……」

ゆっくりと目を開けると

天井が見えた


すると、

「優奈さん!!!!」


「ぉ…きたさん?…」


心配そうにこちらを見る沖田さんの姿があった


ムギュゥ


そして、苦しい程沖田さんに抱き締められた


苦しいけど…それ以上に暖かくて…心地好い…


「心配したんですよ…」

沖田さんは弱々しい声で言った


「ごめんなさい…」

また、きつく抱き締める沖田さん…


「この二日間…どれだけ心配したか…」


…二日間…?

「沖田さん、二日間って言いました?」

聞き間違えじゃ無くて?


「二日間ですよ…
二日間ずっと、起きなかったんです」

うわぁ…

どんだけ、寝てんだ…私…

「でも…無事で良かった…
僕…優奈さんに何かあったら…」

「何かあったら?」

私は、こんな時でも、
わずかな期待を抱いてしまう…

沖田さんが好きで…だらないから…

「何かあったら…生きていけません…」

ッッ…



気持ちが…抑えきれない…

「…好き…」