ギュゥ…

ッッ!!??

「離して!!!???」

沖田さんは私を抱きしめてきた…

私は、沖田さんの腕から出ようと暴れるが
沖田さんは離してくれなかった…

「優奈さんは馬鹿じゃないんですか!?
優奈さんには、僕達がいるじゃないですか!
こんなに心配してくれる家族が
いるじゃないですか!!
僕達は、優奈さんが大切だから
必死に優奈さんを探すんです!
なのに!!死ぬなんて!!
僕は、許しません!!」

ッッ!?

「総司の言う通りだ!
優奈君、俺も許さない!
それに、言ったはずだ…
死ぬなんて考えるんじゃないと!!」

…な…にこれ…

目から…涙が…

「優奈…」

ッッ…

「未来…」

「優奈…優奈の親は優奈を捨てたんじゃない…
奪われたんだ…」

「…えっ…?」

う…ばわれ…た…?

「あの男は、優奈のお父さんがうまく言ってるのが
気にくわなくて、優奈の親を……」

「…まさか……殺し…た…?」

未来はコクンと頷く