……………………
「いませんねぇ…」
「何で、いねぇんだ?」
……まさか…
「まさか…外に…」
「!!見張りに聞きに行くぞ!!」
土方さんもハッとしたように言った
「ッはい!?」
僕達は、急いで聞きに行きました
……
見張りの人に聞くと…
「その人なら、散歩にと出かけて行きました」
…散歩?
「何で知らせなかった!?」
土方さんが怒鳴る
「で…ですが!!許可はとってあると言っていました!
てっきり、副長か局長に知らせてあるかと…」
「近藤さん…近藤さんの所に聞きに行きましょう!」
早く…早くしないと!!
バン
「ウォ!?何だ、総司か…
どうしたんだ?」
「近藤さん!!優奈さんに外出許可を出しましたか?」
「いゃ…出していないが…」
「ッッ優奈さん!!」
「お…おい!!優奈君がどうかしたのかね!?」
「いなくなったんです!!
見張りには、許可は出たと言って外に出たらしいです!!」
「何だって!?探すんだ!!
俺は、後から皆と探す!!」
「はい!」
近藤さんが必死だ…
皆、貴女の事が大切だから必死に探すんです…
僕だって、同じです…