「急ぎましょう!!」

走って向かった先は…

道場?

「優奈さんには、剣を習ってもらいます♪」

いや…あのさ…習うも何もさ…

「剣道…習ってるしさ…
未来で、私、世界一なんだけど…」

「…世界一!?本当ですか!?」

「そうだけど…」

キラキラした眼差しで私を見る
沖田さん…
何なんだよ…

「勝負して下さい♪」

「「「「ハァァァァ!?」」」」

私と同じく驚いている奴ら…
三馬鹿…

「総司!?」

「優奈は女だぞ!?」

「せめて、他の奴と 試合してからだろ!?」

何?
そんな強い訳?

「えぇ!?僕は、今がいいです!!」

ふーん…

「でも「いいよ?試合しても」

周りがザワザワと騒ぎ出す

「優奈!?総司だよ!?1番強いんだよ!?」

「いいよ?別に」

周りからは、

″あんな、小さい男に何ができんだ?″

″総司さんに勝てる訳ないだろ!?″

そんな強いんだ…

「じゃあ、やりましょう♪
優奈さん!!」

「あぁ」

審判を永倉さんに任せて、
自分の位置に立つ

周りには、たくさんの隊士がいた

そして…

「初め!!」

試合が始まった