「そうか…それならいい」

近藤は安心したように言った

「それじゃあ、今日は解散するか」

「そうですね。じゃあ」

「総司は、ちょっと残ってくれ」

近藤が言う

(何だろう?)

「はい」

全員出ていった後、近藤は総司に頼み事をした

「総司にお願いがあるんだが…」

「お願い?何ですか?」

(近藤さんが…珍しい)

「優奈君の事だ。
優奈君はそうとう、心に傷を負っている。
前みたいに、剣で脅そうとすれば、
死のうとするだろう…
そこで、総司にお願いがある。
優奈君に剣を教え、傍にいてやってほしい」

「わかりました。それに、優奈さんの傍にはずっといるつもりですよ」

「そうか!すまんな、総司。
それじゃあ、部屋に戻っていいぞ」

そして、沖田は部屋を出た

さっき言った沖田の言葉は、
沖田の本心でもあった…