「あっ!!そろそろ夕餉の時間です!!
行きましょう!!」

「私は…わっ!?」

沖田が腕を掴んで走り出す

ちょっ!!人の話しを聞けぇ!?

バタン

襖が開かれて、中に入る…

「…お前…優奈か?」

初めの言葉がそんな事だった

「そうだけど、何?」

「…本当に優奈君かね?」

ハァ…さっきから言ってるのに…

「そうです」

あっ…フードしてねぇからか…

「優奈さんは、ここに座って下さい♪」

あのさ…悪いんだけど…

「悪いんだけど…ご飯いらないから…」

″はっ?″

だって、あの男二日に一回のペースのご飯しかくれなかったし…

「だから、いらない…
私は、二日に一回で充分」

「…食え」

はい?こいつ話し聞いてた?

「食べなさい」
近藤さんまで?

「「「食べろ…」」」
はっ?
「食べて下さい」
みんなして、話し聞いてた?

「あのさ…話し聞いてた?」

「あぁ…だから、食え」

何?ぜってぇ聞いてねぇだろ…