ミライは、顔面からひっぺがすと手にしがみついて来た。どうしたんだと思いながら肩に乗せる。 「ミライ、どうした?」 『ミー、ミィー!!』 頭を撫でてやると、甘えるように頬に擦り寄ってくる。何かに怯えてる・・・? 「「ミライちゃ〜ん♪」」 『ミャッ!?』 名前を呼ばれた途端、ミライが毛を逆立て尻尾を振る。それは、ネコの威嚇行為で。 ちらっとミライを呼んだ双子を見てみる。すると、見るなと言わんばかりにミライが頬を尻尾でペシペシ叩いた。