「凜華さん、こんにちはー」 「姫龍、やっほー」 放課後、いつものように倉庫に来ると沢山の人が挨拶を投げてくる。名前を覚えてくれたのは少し嬉しいかも。 最近は幹部部屋にいても暇なので、部屋の外に出るようになった。それで仲良くなったのが、 「大雅、何やってるんだ?」 次期総長候補らしい、二ノ宮大雅(ニノミヤタイガ)だ。爽やかな感じで、黒髪黒目の不良に見えない一つ年下の男。高校は同じらしい。