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待っててほしいとは言われたけど、まさか、コイツがくるとは思ってはいなかった。


ルナが近付いたってことは、コイツは確実に『あの子』が許した人物だってことでもあるけど。


・・・何だって私がこんなことを。


本当に信じられない。と、目の前の男──木藤龍騎をみながら思う。



「もしかして、knightのメンバーの子と?」



分かっていることを聞いてみると、眉間にしわを寄せて、何だか疑わしげに見られた。



「・・・何でknightを知ってる」


「・・・さぁ、なんでだろうね」


「・・・・・」



素知らぬ顔ではぐらかしたら、今度は困惑気な顔。


知ってるも何も、ここはknightのメンバーが集まっている場所だからね。



「あなたが約束してるって人は、もうここに来てるよ。──knightを呼んであげる」