真っ白い毛並みはよく手入れがされていて、ふわふわと風にそよいでいる。 立ち振舞いから、すぐに飼い猫だと分かったから、つけられていた首輪を見ると、住所らしきものが書かれている。 『Honey Angel』と、彫られていた。はたと思い付いたのは、この表町にある、そこそこ有名なカフェテリアの名前と同じだということで。 「お前、ここの猫か」 『にゃん』 「もしかして、迷子か」 『にゃ』