下っぱだって知っている、先代から受け継がれてきた伝統に近いものだ。 それに総長である以上、仲間を危険に晒すような真似だけは、絶対にしたくない。 言われた通りの道を歩いて行くと、徐々に喧騒が近付いてくる。建物と建物の間から、ネオンの光を見ることが出来る。 暫く立ち止まって様子を見ていると、 『にゃう』 「ん?」 下から聞こえた声に足元を見ると、白い猫が行儀良く座っていた。 凜華の買ってるミライに負けず劣らず、小さい。