「それにしても、勇人と志貴はなにやってんねん」 「勇人は倉庫」 「志貴は学校」 「「ヘタレな龍騎は、実家だよ〜」」 「ヘタレってお前らなぁ・・・」 暁が呆れたように言えば、双子はけらけらと屈託なく笑った。 賑やかな彼等を見ていると、自然と笑えて暗い気持ちはいくばくか晴れる。 いつもは煩いと感じるけど、こんな時にはありがたいと感じる。 そんなことを思いながら、小さな笑みを浮かべた。