side:*** 自分とよく似た彼女が苦しんでることは、分かってる。誰よりも、彼女は優しいから。 それでも彼女は笑う。 ケタケタ、ヘラヘラ。 作り物染みていて、だけど巧みに作り出されているそれは、見破れないくらい自然に振る舞われる。 こんな世界、ぶっ壊れちゃえばいい。 「どうかしたの?」 ボーッとしてたら、心配そうに聞かれて、何でもないと首を振る。きっと、バレてるだろうけど。