「皆すごいんだね」 「すごいんだねって、お前はさ、俺逹が怖くねぇのかよ?」 「怖くないよ?暴走族だからってそれだけで怖がる必要なんてないじゃない」 そう、怖がる事はない。 そりゃあ、凶器もってたりしたら怖いかも知れないけどさ、龍騎逹はそんな人達には見えない。 「やっぱ、お前って最高だな」 そう言って龍騎はまた、私の頭を撫でた。 これが、私と龍騎逹との出会い。私の日常に、変化をきたした出来事だった。