天窓から、星空が見える。乳白色のお湯は、身体をほぐす効果があるみたいで昼間のデスマッチの疲れを取ってくれた。


ふぅ・・・。


しばらく天窓越しに星空を眺めて、ゆっくり深呼吸をした時だった。



「やっぱ、やめとけよっ」


「いいと思うぜ」


「滅多にないチャンスだ」


「美女の凜華さん・・・」



となりの男湯のほうから声がした。しかも、壁の直ぐ向こう側。天井と壁が引っ付いてないから、声がよく通る。