三度目のキスをしたらサヨナラ

それから、ソウの質問攻めが始まった。

「ミナさんって、今は何してる人?」

「フリーター」

私は、躊躇なく準備した言葉を口にする。

「バイトしながら、公務員試験の勉強してるの」

「そうかー。バイトは何してるの?」

「接客業」

「業種は?」

「飲食関係」

これは喫茶店でウエイトレスをしているんだから、嘘じゃない。

それにしても、いくら余裕が無いとはいえ、私ってばなんてぶっきらぼうな返事をしているんだろう……。

だけどソウはそんなことはお構いなしに会話を続けた。

「仕事は楽しい?」

「楽しくはないけど、生活しないといけないからね」

「1人暮らしなんだ?」

「ううん。親友と2人で部屋を借りてる……って、私のことばかり聞かないでよ」

「だって、まずは敵のことを知らないと」

まずい。
気がつけばまたソウのペースだ。

私が「もう自分のことは話さないから!」と言うと、ソウはそんな私を「はいはい」と軽くあしらった。