「由莉ちゃん?どうしたの?」



ボーっとメニューを
見てあいつらのことを
考えていた私に
葵くんは心配してくれた





「あ、なんでもないです」



「敬語やめようよー
今日から俺らの仲間なんだし」





仲間・・・

仲間と呼べるものも
いなかったから
嬉しかった

だけど、


「でも、みなさん年上だし・・」




よく言われていた
学校でも家でも




「アハハっ由莉ちゃん面白いね!!
そんなの関係ないって!

・・・そういえば由莉ちゃんって
何歳なの?高校生だよね?」




「あ、私は高校2年です」


「ならいいじゃねぇか」




いきなり黒髪の人が
話に入ってきた