「ここでお別れとか いきなりすぎだし・・・ でも、それがマキか マキがいたから このバンドはここまで来れた ありがとう 次はこの子と頑張るよ だから、マキも頑張れ 俺はいつでもマキの味方だから」 そう言ってマキさんを 奏ちゃんは抱きしめた 「ずるい・・・ 泣かないって決めてたのに」 奏ちゃんの腕の中で マキさんは泣いた それくらいこのバンドは マキさんにとって大事な ものだったんだ 大事なものや大事な人が いるマキさんに 少し嫉妬してしまった 私にはそんなものないから