彼女が、首もとに懐刀を刺そうとすると同時に、私は思わず動いていた。 ─────……ポタッ…ポタッ、 赤い雫が着物の隙間から覗く腕を伝う。 手が、痛い。 彼女の涙でいっぱいの顔は、酷く驚きに満ちていた。 回りに群がる、新撰組も驚愕の表情をむけていた。