音
恋ってどんな感じなの?
今まで聞いてみよう
そう思ったけど
何度も躊躇してしまった
音「うちの幼馴染も
あきくんみたいにかっこよかったら…
本当に羨ましいよ
あきくん、王子様みたいじゃん
私立の頭いいところ行ってるし…
中学からでしょ?
私立行ってなかったら
ここにいたかな?」
夏が終わると
私たちは受験生になる
高校受験…
だから今だけは
穏やかな日々で
生活をしていたかった
ゆう「分かんない
あいつ昔から
何考えてるか分かんないし」
音「ま、そういうとこ
魅力的だよね…」
ゆう「それよりさ」
音「やっば!
学年委員の時間だ
朝の準備しに行かなきゃ!
また後でね」
ゆう「お疲れ」
学級委員でもある音
私は一人机に伏せた
