レモンにはちみつ





「── うん。宮田さんもここにいなよ」



何事もないというように。
あたかもそれが当たり前というように。



 ─ と く ん っ …



太陽みたいな眩しい笑顔の先輩が

あたしの隣に、一歩踏み出した。


実和子さんとあたしの間に、せんぱい。



手すりを握り締めて首を傾げて笑う先輩がかわいくて。


目が奪われる、ってまさにこのこと。


周りの音を聞こえない。時間の流れさえ感じない。

長い長い一瞬。