「さぁ、次の種目に出場すんのは誰だ!」
興奮気味に言う龍太郎に。
「僕ですわぁ」
ヒョロリとした足取りで、冬月が歩み出た。
狐面、男性用着物、腰には蜘蛛切を帯刀。
相変わらず学生とは思えない出で立ちだ。
そして今回の競技に際し、冬月は相棒…というか相方を連れていた。
「ヒャッハーッッ!やっと俺の出番か!待たせやがって作者の奴!」
そんな声と共にカタカタカタッと歯を鳴らして姿を見せたのは、骸骨の妖怪だった。
「人外か?」
少し警戒したような表情の玲菜。
「おぅよ片目の姉ちゃん!」
眼球のない空洞だけの目で、骸骨は玲菜を見る。
「俺様の名は『溝出(みぞいだし)』ってんだ!」
「味噌炒め?…美味しそう…」
ジュルリと涎を垂らす遡雫。
「だぁれが味噌炒めだ!み・ぞ・い・だ・しっっ!」
興奮気味に言う龍太郎に。
「僕ですわぁ」
ヒョロリとした足取りで、冬月が歩み出た。
狐面、男性用着物、腰には蜘蛛切を帯刀。
相変わらず学生とは思えない出で立ちだ。
そして今回の競技に際し、冬月は相棒…というか相方を連れていた。
「ヒャッハーッッ!やっと俺の出番か!待たせやがって作者の奴!」
そんな声と共にカタカタカタッと歯を鳴らして姿を見せたのは、骸骨の妖怪だった。
「人外か?」
少し警戒したような表情の玲菜。
「おぅよ片目の姉ちゃん!」
眼球のない空洞だけの目で、骸骨は玲菜を見る。
「俺様の名は『溝出(みぞいだし)』ってんだ!」
「味噌炒め?…美味しそう…」
ジュルリと涎を垂らす遡雫。
「だぁれが味噌炒めだ!み・ぞ・い・だ・しっっ!」


