そんな中。

「よくやったぜ遡雫と柿ピー!」

赤組陣営では、龍太郎が遡雫と柿ピーを撫で繰り回していた。

乱暴に頭を撫でられて目を白黒させつつも、どこか嬉しそうな遡雫。

「頑張ったから、お菓子食べていい…?」

「ああ、食え食え!…ってまだ食うのかよっ?」

ギョッとする龍太郎。

しかし遡雫の勝利により、一気に逆転の射程圏内にまで肉薄できたのは事実。

次の最終種目、借り物競争で勝利できれば、赤組の逆転優勝という事になる。