あれから和音は予鈴が鳴る頃に教室に帰って来た。 そして、あたしに言った言葉。“今日は一緒に帰れない” 行きと同じように、あたし達は用事がないかぎり、一緒に帰る。だけど、それは和音が恋人がいない時だけ。和音は彼女が出来たら彼女と帰るから…。他人が聞いたら利用されてるだけって思うかもしれないけど…。でも、あたしの家の前で待ってくれてる時はすごく…嬉しい。 「…っはぁ」 きっと和音は、あの子と付き合う事になったのだろう。 「ユイ…?元気ないけど大丈夫?」