「…」


俺の隣はもちろん千紘。



「俺は別にスキで…来たんじゃあねぇからな」


「…ちゃんと社員たちとコミュニケーションを取るのも仕事のうちです…藤ヶ谷部長」


「わかってる・・・」


目の前には大牟田課長が座っていた。



「二人とも仲がいいですね~昔付き合っていたとか…」



「・・・」


「・・・」



俺と千紘は無言で見つめ合った。
どう大牟田課長に返すか…アイコンタクト。



「図星??」


大牟田課長は俺たちの様子で元カレカノだと悟った様子。