天然甘々溺愛症候群

「菜穂さん?」

風葉くんが心配そうに聞いてくる。

「だ、だいじょうぶ・・・」

声がすっごい震えていた。

「大丈夫じゃないでしょう?」

腕を引っ張られて気がつけば風葉くんの胸の中におさまっていた。

「へっ!?ふ、ふうばくんっ?」

「さっき言いましたよね?菜穂さんがすきなんです。」

両肩をがっしりつかまれて見つめられた。
綺麗な瞳に目が吸い込まれそうで離せない。

「菜穂さんはまだ歩和先輩が好きですか??」

「スキだよ。でも…李世が私のことどうおもっているか知りたい」

「そう・・ですかぁ・・・」

「ごめんなさい。ちゃんと李世と話してから返事するね」

自分で自分が情けない・・・。


李世にも風葉くんにも迷惑だよね…

とりあえず李世と話さないと!


「風葉くん!」

私は勢いよく立ち上がった。

「びっくりしたっ!どうしたんですか?」

優しい顔、声でそう言われた

「あたし教室戻る。ありがとうね」

私は手を振って全力疾走で教室まで戻った。