『はっ…!』 暫くして、私達の唇は離れた。 そして、竜が口を開いた。 「悪い。いきなりこんな事して…。」 『うっ…ううん。だって…』 いきなりでびっくりしたけど、嬉しかった。 私が望んでいた事だったから。 『嬉しかったよ。』 「ん?」 『ずっと待ってた。』 「…そうか。待たせて悪かったな。」 そう言って私達は顔を見合わせて笑った。