『おっ、おはよ。』 「…はよ。」 一瞬間があったけど、ちゃんと返してくれた。 『あのっ、この間は本当にありがとう。』 「あぁ。気にすんなよ。」 この後、会話は続かなくて沈黙が続いた。 「水瀬。」 『はいっ!?』 いきなり声をかけられたから声が裏返ってしまった。 「俺って、この間お前のこと怖がらせたか?」 『えっ!?そんなことないよ!』 「ならいいけど…。」 こんな会話をしていたら、先生が教室に入ってきた。