「...よし!!喧嘩はしないでね。それで話っていうのは、花音に炎妃になってもらいたいんだ。」
朔夜さん!!これは喧嘩じゃないよ!!
...まぁそれはおいといて、
「んーと...さっき瑠依さんも言ってたんだけど、炎妃ってなあに??」
「お前、知らないのか??」
「うん、知らない。」
そう言うと蓮が、あの蓮が目を見開いた。
だって留学してたのに、わかるわけないじゃん!!!
なーんて、怖くて言えないけど。
...でも、そんなに驚くこと??
「ねぇねぇ花音、いつ瑠依ちゃんと仲良くなったの??」
「ん??さっき車から降りる時に、お礼言って少し話しただけだよ??神楽、どうかした??」
「お礼って??」
「え?普通にここまで連れてきてくれたお礼。だってここまで連れてきてくれたの瑠依さんじゃん。お礼言うの、当たり前でしょ??」
何でみんなそんなに驚くの??

