佐倉さん、そういえば迎えに来るって言ってたじゃん!!

悪いの私だ...!!

だけど佐倉さんは優しかった。

『私は大丈夫ですよ。それよりどこにいらっしゃるのですか??』

今私の中で佐倉さん=神という等式ができた。


...許してくれた上に私の心配までしてくれるなんて...!!

感謝感謝ですっっ!!...でもこの質問はちょっと困る!!

「今えっと...友達の家です!!」

『そうですか、良かった...。帰り、迎えに参りましょうか??』

「いや、大丈夫です!!仕事頑張ってください!!」

これ以上は迷惑かけられないっっ!!

『わかりました。楽しんできてくださいね★では。』

「はーい!今日は本当にすいませんでした!!」

カチャ

「ふぅー。」

なんとか誤魔化せたみたい。炎龍の倉庫にいるなんて佐倉さんに言ったら佐倉さん、びっくりして倒れちゃうよ。

「...ん??」

何か視線を感じたので周りをちらりとみると、皆様ガン見してました。

うぅ...イケメン達に見られるとすごく恥ずかしい!!

「今の...誰??」

隣に座っている朔夜が恐る恐る聞いてきた。

うーん...言っちゃっていいかな??