時が経つと共に意識が薄れゆく。 俺は自分でも驚くほどに体中から汗を流していた。 頭にかいた汗が頬を伝わり机の上に垂れ落ちる。 次第に息も荒くなり意識も遠のく。 結衣と陸の俺の名前を呼ぶ声さえ遠くに感じる。 途端、視界が真っ暗になり俺は椅子から床に転げ落ちるように倒れた。 クラスメイトの悲鳴が遠くから聞こえた。