昼休みになり陸と一緒に深帆のクラスを訪れた。
「深帆ー！」
深帆のクラスの前で大きな声で深帆の名前を叫ぶと深帆は友達との会話を一時中断し慌てて俺の元まで駆け寄る。
深帆は俺の前に着いた途端に顔を赤くして俺の腕を軽く叩いた。
「痛って〜」
と笑いながら言うと深帆は更に顔を俯いて赤くし、
『…もう。友達に付き合ってるの？って聞かれちゃったよ〜』
と恥ずかしそうに言う。
「いいじゃん、本当なんだから！」
と深帆の頭を撫でながら言うと陸に、
「お前ら、俺のこと忘れてるだろ」
と言われた。
正直、言って忘れてた
と言うのはあえて言わないで深帆を肩に引き寄せて、
「改めて！俺の初カノの深帆〜！」
とピースをしながら紹介した。
