「何で…瞬がここにいんの?」
瞬は、いつも教室で待ってるはず…
そんなに不思議そうな顔をしていたのか、瞬は可笑しそうにクスクスと笑った。
「なっ…」
「教室にいなかったから。
だから俺が勝手に心配して、勝手に葉月を捜してただけ」
ポン、と大きな手をあたしの頭の上に乗せて、瞬はニコリと笑った。
…っ…!
うわ…何だろ、めちゃくちゃドキドキする。
瞬の笑顔も、
瞬の大きな手も、
瞬の優しさも…
あたしは全部、知ってるつもりだった。
小さい頃からいつも一緒で、
合わないって言われても一緒にいて、
だけどそれは、幼なじみだからで。
でも、今は違うって…
あたしはこんなにも、瞬にドキドキしてる。
それは瞬も同じだって…思って、いいのかな?

![[新連載]君への想い、僕らの距離。](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.838/img/book/genre1.png)